オリックスのT-岡田外野手(23)は宮城県へ防寒着400着を届けることを明かし、開幕後は本塁打を1本打つごとに5万円を同県に寄付する「T基金」創設も決めた。

 昨季の本塁打王が立ち上がった。T-岡田は「同じリーグの球団がある場所でもあるし、人ごとと思えない気持ちが強かった」と熱弁。多くの人々が厳しい避難生活を続けるだけに「まだ寒さは続くと思うので」と、宮城県にフリース400着を送ることを決めた。

 開幕後は、本塁打を1本打つごとに5万円を同県に寄付する「T基金」も始める。「シーズンを通してやっていきたい」。昨年4月のビジター楽天戦。不振を見かねた岡田監督からKスタ宮城の室内練習場に招き入れられ、ノーステップ打法を助言された。そこで打撃開眼し、のしあがった。被災地との縁の深さも感じ、バットを握って支援すると決断、今季目標に掲げる40発に使命感も帯びてきた。

 阪神・淡路大震災の時は6歳だった。「(大阪府)吹田市にいましたが、かなり揺れました」。地震の底知れぬ恐怖を経験しており、人ごとではなかった。この日は29日からの日本ハムとの合同練習に備えて、空路札幌へ移動。ファンを、被災地を勇気づけるためのシーズンに向けて、最終調整に入る。【押谷謙爾】