スクランブル、予行すればこわくない!?

 阪神ドラフト1位の榎田大樹投手(24=東京ガス)が今日29日の中日との練習試合(京セラドーム大阪)に「緊急先発」する。当初、先発予定だった能見が体調不良を訴え、代役に指名された。

 「この前はボール先行だったので、ミスを減らして、仲間に信頼される投球が出来ればいい。1軍に残るチャンスでもあると思うので」。

 23日の広島戦は3回1失点。3安打と2四球で走者を許した。精度を高めた投球が求められることは自分が一番分かっている。

 29日はもともと、ウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)で登板予定だった。急きょ巡ってきた1軍先発。すでにオープン戦などで、中継ぎ適性は発揮している。14日巨人戦(岐阜)では2番手で登板し3回2安打無失点。首脳陣も先発、中継ぎ兼用での起用を画策しているところだ。緊急先発もこなせば、「何でも屋」としての地位を確立できる。