真弓阪神が9日、甲子園でナイター練習を行った。金本知憲外野手(43)は飛び入りで左翼守備に就き、軽快に動いた。
右肩故障からの再起を期す金本が、今季初の甲子園左翼守備で開幕OKをアピールした。ナイターで行われたマートンとブラゼルのシート打撃で、昨年10月以来となる本拠地の定位置に就いた。安打と飛球を2本ずつ軽快に処理。山脇守備走塁コーチに「万全やな」と言わしめた。
光ったのはブラゼルが放った左中間突破の打球への対応だった。中堅俊介が処理してもいい打球だったが自ら制し、フェンス手前の最深部で白球をつかんだ。昨年までのように深追いしないカットマンの遊撃鳥谷との距離は約40メートル。しならせた右肩から放たれた送球は素早く、力強く、低い弾道。鳥谷の手前でショートバウンドしたが、広い甲子園で復肩を示すには十分な動きだった。
実戦形式の守備練習は飛び入りで実現した。右肩治療の負荷が大きく、直前のシートノック参加は免除された。だが良好な状態を自ら試したくてウズウズしていたのだろう。真弓監督は「だいぶ投げれるな」とひと安心。山脇コーチは「本人も手応えを口にしてる。肩はここ数年で一番いいんちゃうか」と、昨春の大ケガ以前より状態が良いとの見方まで示した。
「みんながついている!」。被災地にメッセージを送る横断幕には、誰よりも大きな文字で記した。東北福祉大で4年間過ごした第2の故郷仙台。お世話になった東北の人たちに勇気を届けられるのは、自身も困難なケガから復活する姿になる。【松井清員】




