<ヤクルト3-6広島>◇26日◇神宮

 セ・リーグ首位を快走してきたヤクルトが、ミスの連続で後半戦黒星スタートを喫した。

 まずは2回2死。広島小窪が放ったフラフラと上がった左翼への飛球に対し、背走した遊撃川端が捕球をやめ、左翼畠山の前にポトリと落ちた(記録は二塁打)。2死二塁となり、続く赤松に先制適時打を浴びた。4回は2死一、二塁から、先発の石川が一塁ゴロに打ち取ったが、ホワイトセルが転倒(記録は内野安打)。3点目を許してしまった。

 打撃陣が終盤に3点差まで追い上げる得意の粘りを見せたが、序盤の失点が最後まで響いた。小川監督は「あれだけミスが出たら勝てない。石川にはかわいそうなことをした。しっかりやらないと試合にならない。本拠地でホワイトセルが足を滑らせたり、ああいうのはあり得ないプレー」と厳しい表情だった。

 打撃力を買われて4番に起用される畠山は「連係ミス。声を出したんだから責任を持って捕らないといけなかった。(川端)慎吾が落下点に入ったと思って引いてしまった」と反省。7回1死一、二塁からはライナーをファンブル(記録は安打)し「2つ目は技術不足」と受け止めた。

 記録に残った失策は1つだが、ミスがポロポロと続出した。前半戦は貯金14で2位に8ゲーム差を付けた。日本一になった97年以来の首位ターンで、独走状態に入りつつあった。小川淳司監督(53)は「気の緩みはないんだろうけど、これがほころびにつながらないようにしたい」と引き締めた。【前田祐輔】