ヤクルトの守護神、林昌勇投手(35)が13日、腰痛のため出場選手登録を抹消された。この日の練習前に林から申し入れがあり、練習を取りやめた。もともと腰には持病を抱える林だが、このところの不調も重なって、負担がかかった様子。小川監督は「10日間で戻ってくればいいけど程度が分からないから…。こういう時期だけどしょうがない」と、2位阪神との試合前に苦渋の決断となった。

 チームドクターの診察を受け、アイシング治療を施された林に代わり、2軍から急きょ小野寺が呼ばれ、練習終了後に合流した。小川監督は、クローザーについて「今のチーム状況からいえばバーネットしかいない」と話した。下位チームの追い上げを受けている中で守護神の離脱はあまりにも痛い。01年以来、10年ぶりのリーグ優勝を目指すチームに試練の時が来た。