<日本ハム4-7ソフトバンク>◇7日◇札幌ドーム

 ソフトバンク内川聖一外野手(29)が、今季初の1試合2発を含む3安打3打点2得点で、2位日本ハムを蹴散らした。

 まずは初回の初球だ。日本ハム先発の大塚の137キロの内角球を左翼席にたたき込んだ。3回には再び初球を中前へ運び、2点目となる適時打。さらに5回には、2番手多田野の初球を左翼席へ運ぶ10号ソロで6点目だ。ゲーム差を7に広げる3連勝に導き、「打てたのはたまたまだと思う。試合の流れとベンチの雰囲気がどんどん行けって感じだった。積極的に攻める意識で打席に立った」と振り返った。

 6月に負傷した右太もも裏の肉離れは快方へ向かっているが、万全ではない。交流戦終了時に3割6分3厘あった打率は急降下。そこで「野球はあくまで道具を使うスポーツ。プロレスラーやボディービルダーとは違う」という考えを強くした。足が痛くても、確実に球を捉えれば打てる。そう言い聞かせている。

 「(右太ももは)かなり良くなった。体重もかかるようになってきた」。前日まで患部にアイシングしたままバスに乗り込んだが、この日は軽快に歩いた。向上心を持ち続ける不動の3番に、秋山監督は「内川はやっぱり早いカウントから打っていくもんね」と絶賛。藤井打撃コーチも「難しい球を打とうとして悩んでいたけど、吹っ切れたと思う」と話した。5年連続で勝ち越しなしと、毎年のように9月に急失速するタカ。だが、今年は内川がいる。実りの秋、収穫の秋がきっと来る。【奈島宏樹】