<ソフトバンク1-2西武>◇14日◇福岡ヤフードーム
ダブルショックだ。首位ソフトバンクが西武に逆転負けを喫した。9回、2番手森福允彦投手(25)が中村に決勝40号ソロを浴び今季初の敗戦投手。松田弾の連勝は19で止まった。4番松中信彦外野手(37)は右膝に死球を受けて途中交代。さらにエース杉内が左肩違和感のため登録抹消となり2戦続けて日本ハム戦に投入するプランが白紙になるなど、嫌なムードが立ちこめた。
エースが離脱した日に、悔いの残る逆転負けだ。9回、森福がスライダーを中村に左翼席へ運ばれる。最も警戒していた打者に痛恨の決勝弾を浴びた。気持ちを押し殺し、打球をただ見つめた。これまで20試合連続無失点と抜群の安定感を誇っていた中継ぎエースが今季初黒星。秋山監督は冷静に試合を振り返った。
秋山監督
残念でしたな。和田もいいピッチングをしていた。ホームが遠かった。マッチ(松田)の1発だけだからな。森福は仕方がない。
4回1死二、三塁でも戦慄(せんりつ)が走った。4番松中が右膝に死球を受けた。ベンチ裏で治療後、走者として一塁ベースに立ったが、7回には代打カブレラが送られた。試合後は右足が曲がらない状態で「皿にもろに当たってしまった。明日にならないと分からない。翌日に痛みが出るから」と悲壮な表情で球場を後にした。今日15日以降の出場は微妙な状況。エースだけでなく主砲を欠いての戦いを強いられる可能性もある。
西武涌井に完投を許した。4回には本多がバントミスで一塁走者の川崎を二塁へ送ることができなかった。8回には福田が犠打を試みたが、守備妨害をとられた。珍しく秋山監督は球審に詰め寄ったが、判定が覆ることはない。確実に得点圏に走者を進めて投手を揺さぶる今季の戦いを実践できなかった。
秋山監督
これから本当に大事になってくる。2つ(バントを)失敗しているからな。
エースが離脱した日…先発和田に白星をつけることができず、森福に黒星がついた。2位の日本ハムが勝ち、6ゲーム差となった。まだソフトバンクが優位であることには変わりはない。だが杉内を欠いた先発ローテとなり、前日は7得点した打線は1日置きで得点力が落ちてしまう傾向がある。Vロードを歩む上で、不安要素が明確となった。【奈島宏樹】



