プロ野球の臨時オーナー会議(議長・楽天島田亨オーナー)が7日都内のホテルで開かれ、来年から日本代表を常設化することを決めた。2連覇した09年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の「侍ジャパン」の呼称を使用し、スポンサーなどを募って代表チームを運営する。代表監督や選手編成については、巨人、阪神など6球団の代表による「日本代表プロジェクト」を立ち上げて今後選考する。

 2年前のオーナー会議で出てきた日本代表の常設化が正式に決まった。今年2月の12球団代表者会議では、U-26(26歳以下)など年代別の代表を併設する日本代表プランも検討されていた。プロ野球の加藤良三コミッショナー(70)は、常設化の理由の1つに少子化を挙げ、「競技人口の拡大が大変大事になる。アマを含めて野球の普及を目指す」と説明した。球界発展とともに、日本代表チームのスポンサー収入により、4年連続の赤字に陥る日本野球機構(NPB)の財政安定も期待される。

 具体的には来年3月に、東日本大震災復興支援試合を兼ねた日本代表対台湾代表(東京ドーム)を開催。同年秋にも代表戦を開催する方向で調整している。再来年以降はフル代表の試合を2年に1度開催し、年代別に国際野球連盟(IBAF)主催の大会に参加する構想もあるという。

 今後は来年3月の代表戦へ向けた監督人事が急務となる。関係者は「代表常設化となると現役監督の可能性はない」としており、今季限りでの退任が決定している日本ハム梨田監督、中日落合監督らが候補に挙がる可能性がある。

 代表選手についてはNPB所属の選手が基本線。関係者によると「MLBとはWBC問題でケンカしているのに、選手を貸してくれというのは無理だろう」とメジャーリーガーの参加は困難との見方を示した。詳細は11月の実行委員会、12月のオーナー会議で協議される。