阪神が野球評論家の有田修三氏(60)にヘッドコーチ就任を要請し、同氏が受諾したことが29日、分かった。和田豊新監督(49)の参謀役として吉竹2軍監督や片岡打撃コーチらの名前が浮上したが、最終的には経験豊かな同氏が適任と判断した。有田氏は現役時代は名捕手として、近鉄や巨人、ダイエーを渡り歩いた。引退後は指導者の経験を積み、92年から95年まで阪神のバッテリーコーチを務めた。このとき、和田監督はチームの主力だった。ユニホームを着るのは12年ぶりとなる。近日中に正式契約を交わす見通し。