清武GM支持は87%-。11日、巨人清武英利GM(61)が渡辺恒雄会長(85)を批判した告発会見について、日刊スポーツでは読者に緊急ネットアンケートを実施。2124票の回答が寄せられ「全面的に支持する」が最多の1533票となった。「一部支持する」(330票)と合わせ、「清武支持」が実に約87%を占めた。一方「支持しない」は113票の約5%で「ただの内輪もめ。文科省で会見する意味が分からない」(40代男性)などの意見があった。

 清武GMの突然の告発を、大多数のプロ野球ファンは共感を持って受け止めたようだ。会見から約4時間後に行ったアンケートでは、「清武GMを支持する」が87%に上った。「苦渋の決断だったと思う。よく言った」(50代男性)「昔から独断専行の渡辺会長をいさめる人がいなかった。これを機に渡辺会長は引退を」(60代男性)などの意見があった。

 一方で「支持しない」とする中には、「社内事情を外部に漏らすのは理解しがたい」(40代男性)「批判はいいが(会見という)やり方が乱暴」(50代男性)との声が出た。

 清武GMが会見で述べた渡辺会長の「鶴の一声」についても「不当と思う」が1686票で圧倒的に多かった。「力が集中しすぎていることが問題」(60代男性)などの意見があったが、「思わない」とする中には「サラリーマン社会では親会社が力を持つのは当たり前。問題はコミュニケーションと互いの信頼不足」(40代男性)「渡辺氏ほど野球協約を熟知しているオーナーや幹部はいない」(40代男性)と会長を擁護する声も聞かれた。

 今回の内紛劇の、来季のチーム成績への影響については「出る」(520票)が「出ない」(458票)をやや上回った。「トップがこれでは来年も優勝は無理」(60代男性)との意見が出る一方、「いい方向に影響が出ると思う」(40代女性)との声も。最も多かったのは「今後の展開次第」(821票)で「勇気ある行動と思うが、現場の監督や当事者のコーチの気持ちを考えると複雑」(40代男性)と、特に巨人ファンからは騒動のいち早い収束を望む声が多かった。