世界の王も太鼓判!

 ソフトバンク王貞治球団会長(71)が27日、獲得に大筋合意したウイリーモー・ペーニャ外野手(29=前マリナーズ)の活躍を期待した。

 「ペーニャは、練習では一番、球を飛ばすということだから。外国人に求めるのは長打力。日本人にはないものを求めている。あとは日本にいかになじめるかということ」

 メジャー通算84発で140メートル以上の特大アーチを連発する大砲だ。「世界のホームラン王」と呼ばれる王球団会長も、長打力に大きな期待を寄せる。

 カブレラが左太もも裏痛を抱えながらのプレーが続きわずか10本塁打。オーティズは7本塁打で、今季限りでの退団が濃厚。日本一に輝いたが、助っ人砲の貢献では物足りないシーズンだった。新加入の大砲獲得で、打線に厚みを加える狙いがある。

 「彼は外野は守れると聞いている。ポジションが重なるというのもあるけれど、あとは現場が考えること。今年は日本一になったから補強しないということではダメ」

 アジアシリーズで台湾遠征中の秋山監督は4番を期待するかと問われ「外国人選手にはそういうことを期待する。機動力と両方ね」と話した。2年契約の総額4億円で大筋合意に達しており、近日中にも入団が正式に決定する。