オリックスT-岡田外野手(23)がバッティングセンターから再出発する。ハワイ家族旅行から帰国し、一夜明けた30日、本塁打キング復権を懸けた新年に向けて語った。

 「元日から動ける時間に動こうかと。バッティングセンターも考えています」。小学生のころから通い、プロ入り後も足を運んでいる「秘密」の施設。通常のセンターと違い硬式球も打てるメリットがある。球界を代表する長距離砲となった自分の原点とも言える場所から出直しを図る。

 統一球の影響もあって調子を落とした今季は16本塁打と、本塁打王になった前年33本から半減。タイトルを獲得した西武中村について「あの人は人間じゃない。なんで飛ぶんですかって聞いたら当たったら飛ぶと言われ…」と完敗を認める一方、秋季キャンプを通じて一定の手応えをつかみ初めているのも事実。「とにかく振り続けること」と感覚を手放さないようハワイでもバットを振り続けた。元日、原点からの始動はT-岡田の12年決意表明だ。