第14回BFA U18アジア野球選手権(7日開幕、台湾)で優勝を目指す高校日本代表は27日、スリーボンドスタジアム八王子で早大と7回制で練習試合を行い、1-0で勝利した。

先発した高岡第一の最速156キロ左腕、前田侑大投手(3年)は2回を3安打無失点で2奪三振。150キロ超を7球。この日の最速は152キロで「プロは第一に考えてやっています」と、堂々とプロ志望を宣言した。

早大の3番・岡西佑弥内野手(4年=智弁和歌山)の打席では、151キロの真っすぐで木のバットをへし折るなど、球威のある直球を披露した。「真っすぐのコントロールはしっかりできていた。自分のピッチングができて良かったと思います」と胸を張った。

今夏、富山大会準決勝で敗戦後も高校日本代表入りを目指し、毎日練習を重ねてきた。週に4回ほど投げ込み。体重も2~3キロ増でこの合宿に備えた。視察した巨人の榑松(くれまつ)伸介スカウトディレクターからも「夏からさらに力をつけパワーアップをした印象。真っすぐのキレとスピード、力むことなく投げてもボールが走る。まだまだ余力がありますね」と高い評価を受けた。

高岡第一の村本忠秀監督(61)は、今春行われたU18日本代表候補の強化合宿に「今の自分がどこまで通用するか。見極めてこい」と送り出した。合宿終了後、前田は「全然できます。負けていません」と報告したという。その後、プロ野球へと目標を定めた前田にブレはない。練習試合を観戦した指揮官は「甲子園に出られなかった思いをぶつけているんでしょう」と目を細めた。

前田は「甲子園に出場できませんでしたが、こうして日本代表に選ばれ、周りからの評価も聞いていたので、プロを考えました」と、決断の理由を口にした。今いる場所での活躍が、プロへの第一歩になると心得ている。【保坂淑子】