裸一貫で生き残る!

 阪神ドラフト1位伊藤隼太外野手(22=慶大)が26日、神戸空港から空路沖縄入りした。今日27日から先乗り自主トレをスタートし、キャンプインへペースアップしていく。野球に必要なもの以外をほとんど持ち込まず、ストイックに野球漬けの生活を送る覚悟だ。

 伊藤隼

 始まるという気持ちが強い。期待だけじゃなくわからない部分も多い。やるしかないなという気持ちです。野球道具以外はあんまり持ってきてないです。パソコンも置いてきました。卒業も多分大丈夫だと思うので。

 今どきの若者なら必需品ともいえるパソコンすら持参していない。趣味の読書用に持参した本以外はかばんに詰め込まなかった。新人合同自主トレでは、体力作りが中心だったが、沖縄では入団後初となる屋外でのフリー打撃など、技術的な練習がメーンになってくる。

 伊藤隼

 思いっきりできる環境がある。バッティングにしろ何にしろ、とことんやりたい。早め早めに課題を見つけてそれに取り組んでいきたいです。

 入寮した6日夜からバットを振り、ここまで無休トレを継続。一心不乱、キャンプ完走まで体をいじめ抜くつもりだ。【岡本亜貴子】