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阪神平野が奄美復興支援を約束

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トークショーで地元の野球少年と触れ合う平野(撮影・柏原誠)
トークショーで地元の野球少年と触れ合う平野(撮影・柏原誠)

 阪神平野恵一内野手(32)が涙の復興支援宣言だ。29日、鹿児島・奄美大島の瀬戸内町で講演会に招かれ、昨年11月の豪雨で甚大な被害を受けた奄美へのサポートを誓った。

 「皆さんは僕の頑張る力です。2012年、皆さんのために頑張ろうという気持ちになりました。元気にしたいと思ってきたけど…逆に…元気をもらいましたすみません」

 約300人を前にトークショーや野球指導を熱心に行い、最後のあいさつで声を詰まらせた。明るさを失わない子どもたちや、招待のために尽力した人々の姿に感動していた。

 空港から車で国道を南下して約2時間、人口1万人に満たない小さな町。野球熱が高い地域だが、少年チームの練習拠点である「清水公園野球場」は豪雨で土砂崩れにあい、いまだに使えない。野球場がなく船で練習に通っている加計呂麻(かけろま)島の子どもも途方に暮れている。

 来島は8年ぶり。実姉の求(もとめ)康子さん(40)が同町に嫁いだ縁で、毎年要請があったがタイミングが合わなかった。今年は「野球が満足にできない少年たちに元気を与えて」と姉から聞かされ、過密日程を縫って強行した。キャンプイン直前の異例の訪問。今日30日に直接、沖縄入りする。

 「本当に楽しかった。来てよかった」。来年以降、オフの自主トレも同地で行うプランも明かした。「十分、可能性があります。もちろん、このあたりでね」。今年までは巨人小笠原と宮崎で練習してきたが「そろそろ小笠原さんに迷惑をかけられない立場ですし」とガッツ塾からの“卒業”や期間短縮を考えている。

 金銭面での支援も考えながら「直接子どもと触れ合いたい」と平野。グラウンドの被災状況も自ら確認した。野球教室や野球大会、そして自主トレ。モチベーションが大きく膨らむ奄美訪問だった。【柏原誠】

 ◆昨年11月2日の豪雨災害 奄美大島南部を中心に記録的豪雨に襲われ、平野が今回講演した瀬戸内町古仁屋では1時間に、同地の観測史上最多143・5ミリの降雨。同地では1日夜から2日昼まで303ミリを記録した。死者は出なかったが広範囲で床上浸水、床下浸水の被害があり、幹線道路の国道58号が土砂崩れでふさがれた。なお10年10月にも豪雨災害があり犠牲者が3人出た。

 [2012年1月30日10時40分 紙面から]









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