3年ぶりに日本ハムに復帰したターメル・スレッジ外野手(34)が9日、沖縄・名護キャンプを行うチームに合流した。打撃練習では、首脳陣が見守る中、さっそく豪快なアーチを披露。67スイングで柵越え10本と、依然と変わらぬパワーを見せつけた。

 スレッジは前日8日に来日。昨年、途中帰国の一因となった鼠径(そけい)ヘルニアも手術し完治した。「1年目よりも、今が一番状態がいい」と絶好調をアピールした。

 慣れ親しんだチームに戻り「すごくいい気分。みんなが1つになっている雰囲気がいいね」。栗山監督は「(日本タイ記録の)55本、打ってくれればいい」と、日本ハム在籍時代の08~09年と、数々の劇的勝利を呼び込んだ“スレッジハンマー”に期待いっぱい。左の強力助っ人は「チームが優勝する手助けをするために来た」と、頼もしかった。