ロッテの06年ドラフト1巡目右腕、大嶺祐太投手(23)が、地元石垣島から球場命名のエールを送られた。大嶺がシーズン10勝以上を挙げれば、1軍キャンプで使用中の石垣市営球場を「大嶺祐太球場」と命名変更するプランがあることが10日、分かった。同球場は命名権(ネーミングライツ)の販売を検討中。一方で所有する石垣市の関係者は「10勝すれば大嶺祐太球場にしようという動きも間違いなく出てくる」と明かした。

 個人名のついた球場は旭川のスタルヒン球場などが有名で、最近では日本ハム斎藤が高校時代に国体で出場した兵庫の高砂市野球場に「ハンカチメモリアルスタジアム」の愛称がつけられた。大嶺は鳴り物入りで入団したが、プロ5年間でわずか10勝。昨夏の右肩故障で今キャンプは2軍スタートだが、地元は奮起を期待している。