ソフトバンク福田秀平外野手(23)が10日、シート打撃で“チーム1号”となるバースデー弾を放った。柳川の135キロの直球を右中間スタンドに運んだ。第1打席では金無英(キム・ムヨン)から左前打。1人だけマルチ安打を放ち、レギュラー奪取をアピールした。「バースデーアーチは記憶にない。強く振ることだけを意識した。入って良かったです」と笑顔を見せた。

 昨季は1軍に定着。97試合に出場し外野の一角としての地位は築いたが、レギュラーには定着できなかった。首脳陣は主に外野として起用する方針だが、本人は川崎の抜けた遊撃も含め、内外野すべてのポジションでの出番を準備するつもりだ。「どこでも出る準備はあります。監督にあいつを使いたいと思うようなプレーをしていきたい」と言い聞かせた。練習後には、ファンから30個以上の誕生日プレゼントを受け取り「うれしいです」と満面の笑みを浮かべていた。