ソフトバンク小久保裕紀内野手(40)が20日、宮崎キャンプで腰の張りを訴え、早退した。ウオーミングアップとキャッチボールを終えると練習メニューから外れ「腰に張りがある」と午前で球場を後にした。予定されていた特打もキャンセル。小久保は「大丈夫。明日(21日)の紅白戦は様子を見てやる。やろうと思えばフリー(打撃)もできる」と話し、普段通りバッグを肩にかけて帰路についた。午後は宮崎市内の宿舎ホテルで静養した。

 ここまでのキャンプは順調そのもの。ウエートトレーニングなど自主トレから継続するメニューで、昨年の首痛で落ちていた左上半身の筋力を回復させ、左右のバランスを補正してきた。紅白戦も2試合に5番一塁で先発。オープン戦は3月3日ロッテ戦(福岡ヤフードーム)を“初陣”と決め、調整を進めてきた。症状次第では今後のプランに影響しそうだが、田中トレーナー統括は「毎年この時期は(張りが)出ると聞いていますから。病院に行くことはない」と軽症を強調していた。