<オープン戦:日本ハム5-6ロッテ>◇6日◇札幌ドーム

 日本ハムのフレッシュな10代コンビが、本拠地デビューを果たした。高卒2年目の西川遥輝内野手(19)は、8回にスレッジの代打で登場。7球粘って四球を選ぶと、次打者の初球で二盗に成功。「捕手の送球がそれたし、スタートも遅かった」と“プロ初盗塁”にも笑顔はなし。9回の第2打席は一ゴロに倒れて最後の打者となり「(追い込まれた場面で)つなげるバッターになりたい」と悔しがった。

 ドラフト4位ルーキー近藤健介捕手(18=横浜)も8回の守備から途中出場した。「6回くらいに行くぞと言われました。すごく緊張しました」。盗塁を許すなどほろ苦い経験もしたが、9回の打席では遊撃への内野安打で出塁。「何とか食らいついていこうと。ああいう結果になってよかった」と“本拠地初安打”を喜んだ。

 栗山監督は「(2人を)呼んだかいがありましたね。(西川の盗塁は)一発でスタートを切るって、なかなかできない。(近藤は)落ち着いて自分なりのプレーができている」と若手の活躍に目を細めた。