<オープン戦:ソフトバンク2-3阪神>◇6日◇福岡ヤフードーム
こりゃみんながあんどするわ。実績十分ながらこの2年間、不本意な成績で終わった阪神安藤優也投手(34)が、開幕ローテーションをぐっと近づけた。4回3安打無失点の安定感は、開幕戦で3年連続勝利を飾った08年以降の大黒柱だった姿を思い出させた。安藤が復活すれば、虎のローテーションは強固になるぞ~。
安藤に、かつてのエースの面影が確かによみがえった。140キロ前半の直球で押し、変化球でかわす。腕の角度を少し下げた新フォームから繰り出されるボールで、タカ打線に的を絞らせなかった。オープン戦初登板で4回0封。開幕ローテ入りへ大前進だ。
安藤
ゼロに抑えられたのが一番の収穫。ランナーを出しても粘れたので、まずまず。初回は緊張して球数が多かった。尻上がりに自分の投球ができた。
1回は明石の右前打と二盗で1死二塁。いきなり得点圏に走者を背負ったが、首位打者内川をフルカウントから127キロフォークで空振り三振に仕留めた。
安藤
スコアリングポジションだったので、狙い通り。今日は結構腕が振れていた。そこが大事だから。
2回以降も走者を背負いながら要所を締め、テンポよく4回3安打、3奪三振。和田監督は「いい時の安藤に戻っていた。2年前は開幕投手だから」と目尻を下げた。藪投手コーチも「期待通り。いろいろ多彩になってきたよね。今日でグッと近づいたと思う」と、開幕ローテ入りへ好位置につけていると高評価した。
先発6枠のうち4枠は、ほぼ固まっている。開幕投手が決定的な能見、岩田の両左腕に、スタンリッジ、メッセンジャー。久保も4日に打者への投球を始めた。6枠目を小林宏、秋山、鶴らと争う構図。ここまで実戦3試合で8回1失点と結果を残している安藤が最有力だ。
安藤
まずは最初の目標が開幕ローテ。こればっかりは監督、コーチが決めることなんでわかりませんけど、続けてアピールしていきたい。
08年に13勝を挙げた安藤が加われば、頼もしい先発陣がそろう。同年から3年連続で開幕投手を務めて白星を挙げた右腕に完全復肩がみえた。【岡本亜貴子】



