<オープン戦:ソフトバンク1-0阪神>◇7日◇福岡ヤフードーム
ちょっと待った~!
阪神小林宏投手(33)が先発ローテーション争いで踏ん張った。ソフトバンク戦に先発して4回無失点。制球に苦しみながらも得点を許さず、2ケタ勝利4度の「味」を発揮した。
先発投手に最も求められるゲームメーク能力を持っている。初回から大荒れ。先頭打者を四球で出し、連打で2死一、二塁。そこから松田を得意の外角スライダーで引っかけさせた。2回以降はリズムをつかみ、4回には松田を3球で空振り三振。ここでもフォークを低めに制球した。
「結果を求められていたのでホッとしている。スライダーは生命線。きょうはスライダーを軸にできたし、あのコースに決められれば試合をつくっていける」
ここまでの課題だった変化球の制球難をクリアし、展望が開けた。
開幕ローテはすでに4枠が固まり、残り2枠を久保、安藤、鶴、秋山らで争う大混戦。3年ぶりに先発に戻りながら安定感を欠いていた小林宏は今回ダメなら中継ぎに「降格」する可能性があった。
がけっぷちで結果を出した右腕に、藪投手コーチは「ベテランの味を見せてくれた。0点に抑えたことは評価したい。争いの激化は大歓迎です」と納得の表情で語った。
「キャンプのときからずっと目指してやってきた。この先もチャンスはあると思うので、そこで結果を出していければ」。本領発揮となれば先発陣にとって頼もしい存在になる。【柏原誠】



