テレビ画面に目を光らせる。日本ハム栗山英樹監督(50)が、今日10日の東日本大震災復興支援試合に出場する侍ジャパンの斎藤佑樹投手(23)について、同戦も開幕投手争いの評価の対象であることを明かした。「評価の対象?

 もちろんもちろん。打たれたら殴り倒すしかない。そのくらいのつもりで投げないと」と、暴力行使も視野?

 に厳しいゲキを飛ばした。

 斎藤を開幕投手の最有力候補として考えている栗山監督だが、今季の実戦登板は4試合、14回を投げ9失点と結果を残せずにいる。アピールの機会が限られていく中で、指揮官は侍ジャパンの一員として参加する同戦も、斎藤のアピールの場としてとらえている。「マー君だっている。ガムシャラに戦っていかないと。『ひくなよ。ガーッと。これが斎藤佑樹だって、投げてこい』とは伝えた。そういう思いで投げてほしい」と期待している。

 今日10日は甲子園で阪神とデーゲームを戦った後、岡山まで移動することが決まっている。斎藤は午後6時25分プレーボールの、6回から登板が予定されている。「(テレビを)見てから移動するか、早く移動して見るのがいいか…」。ファンとは違う目線で、指揮官にとっても注目の一戦になる。【本間翼】