「打倒ブラゼル」ボディーで1年間勝負だ!

 オフに大減量を敢行した阪神城島健司捕手(35)が12日、シーズンもスリム体形を維持して戦うことを明かした。昨年8月に手術を受けた左膝への負担が軽くなり、体の切れ味にもつながる。一塁の座を争う巨漢ブラゼルに体重以外で負けるつもりはない。

 久しぶりに会った人は、自然と話題にしたくなる。茶髪のパーマになったこと以上に、城島の引き締まったボディーは新鮮に映る。なにより城島自身がその変化を実感しているようだ。

 「シーズンもこれでいこうと思います。膝への負担がないのが一番。痛みも出ていないですし」

 劇的なビフォー・アフターを見せたのは昨年12月の契約更改会見。精悍(せいかん)に締まった顔で登場し、減量計画を明かしていた。

 城島によるとオフの間になんと10キロも減量。キャンプイン当初には5キロほど戻し、体重87キロに。今も87キロをキープしている。メジャー時代よりも10キロは軽い。

 日米通算292本塁打。打って、守れるスケールの大きい捕手として一時代を築いた男だけに「軽量化」は意外にも感じるが、メリットは大きい。左膝への影響を考えて今年は初めて本格的な一塁に挑戦。キャンプでは連日のように特守に励み、オープン戦も6試合に出場している。

 数字も顕著だ。ベテランらしからぬ早い仕上がりで、オープン戦は15打数7安打の打率4割6分7厘と絶好調。減量の効果について本人は「昨日から急に5キロ減ったら分かるけど、慣れているから分からない」というが、前日11日の巨人戦(甲子園)ではゴンザレスの緩いスライダーに体勢を残して左翼前に運んだ。体が動いている証拠だ。

 左右の動きが多くなる一塁手としてはいいことずくめ。予想される少々のパワーダウンも相殺して余りある。何より、1年間通して働くために、膝に優しい軽量ボディーは武器になる。

 この日、発表された「城島健司

 九州男児弁当」も、そのイメージからボリューム満点。「量的にもかなり満足。食べ盛りの野球少年にもいい」とPRしたが、当人は食欲をコントロールしながらシーズンを過ごすことになりそう。一塁を本職とするブラゼルも順調。一塁争いはまだ先が見えないが、城島はシェイプされたボディーで勝負に出る。【柏原誠】