<オープン戦:広島3-5中日>◇17日◇マツダスタジアム
手の内をすべて見せずに、牛耳った。中日川上憲伸投手(36=ブレーブス2A)が、開幕カードで戦う広島相手に4回2安打1失点。31日の開幕2戦目に先発が濃厚で、同カードのオープン戦2試合で6回2失点の安定ぶりだ。「抑えるのがベストだとは思いますけど、試していた部分もあったので。見せる部分と見せてはいけない部分もある。谷繁さんもそういうリードでした」と言葉を選んだ。
2週間後に本番が控えているだけに、すべてを見せるわけにはいかなかった。だが最速142キロの真っすぐに108キロのスローカーブを織り交ぜた緩急は絶妙で、まともなスイングを許さなかった。ニックに浴びた1発も得意、不得意な球種、コースを確認するような配球。相手には嫌なイメージだけを与え、収穫いっぱいの54球だった。
4年ぶりとなる広島戦は、やや「浦島太郎」状態のようだ。「東出、栗原とかキーマンは抜けてない。でも知らない選手もいたし、岩本と松山はどっちがどっちか分からなかった。もっと勉強しないといけません」と笑顔で頭をかいた。体調は「70~80%」で、復帰第1戦のコイ料理も逆算している。【松井清員】



