<オープン戦:オリックス3-3阪神>◇23日◇京セラドーム大阪

 さあ「開幕モード」や!

 阪神能見篤史投手(32)が先発し、30日開幕DeNA戦の舞台となる京セラドーム大阪の感触をつかんだ。不安定な立ち上がりも「収穫」だった。直球は珍しく上ずった。球威もなく、2回までに3本の適時打を浴びた。理由は明らかだ。今季からマウンドが変わり、硬くなった黒土にバランスを崩した。

 能見

 (マウンドが)硬かったね。つかめたというか、投げられてよかった。ちょっと違ったね。

 1週間後、難なく本番を迎えるためにも欠かせないリハーサルだった。たけた修正能力も披露。3回以降は110キロ台のチェンジアップを多投してテンポアップ。4イニング「0」を重ねた。

 左脇腹痛から復帰した藤井彰と2月23日紅白戦以来、1カ月ぶりにコンビを組み、バッテリーの呼吸を合わせた。緩い球のあと、胸元に直球を投げて詰まらせる配球を何度も繰り返し、オリックス打線のバットを再三、へし折った。

 能見

 藤井さんと組んでいない。藤井さんのリードもあるけど、もう少し、こうしてくれという…。緩急を使ってほしいのもある。どうしても長いイニングを投げますからね。

 今季最長の6回3失点だが、首脳陣は心配していない。和田監督は開幕投手での起用をにおわせた。「マウンドがしっくりこなかったみたいだけど、3回以降、修正してくれた。あと1週間、何回か練習する機会がある」。周囲に「1週間後?」と問われると「言いそうになったよ。(開幕カードの)3つのうち、どこかで投げる。分かるやろ」と笑った。充実たっぷりの105球。準備万端で3・30に向かう。【酒井俊作】