<ソフトバンク3-1日本ハム>◇10日◇福岡ヤフードーム
元チームメート、ダルビッシュのメジャー1勝に続けなかった。日本ハムはソフトバンクに敗れ、5連勝を逃した。先発のボビー・ケッペル投手(29)が、1回終了後に右肩の張りを訴えて緊急降板するアクシデント。2番手以降の継投はほぼ機能したが、打線が1点を返すにとどまった。
順調にシーズンを滑り出した栗山ハムが、アクシデントに見舞われた。先発のケッペルが右肩に張りを訴えて、1回を終えたところで緊急降板。試合後、1度登録を抹消することが決まった。指揮官は「(状態は)気になるけど、無理はさせられない。(結果、敗戦したことに)戦う中で言い訳にしかならない」。眉間に深いシワを寄せた。
異変はマウンド上で起こった。簡単に2人を打ち取って2死走者なしから、内川に中前打を浴びた。このときだ。ケッペルは「初めてセットポジションになったところから、肩の感じが悪くなった。ここまで(痛みが強く)なるとは思わなかった」。痛みを押して投げ続けたが、松中、小久保に直球をはじき返されて3連打。先制点を失い、この回を終えたところで首脳陣に違和感を訴えた。
今後はチーム本隊とは離れて札幌に戻り、病院で検査を受ける予定。福島チーフトレーナーは「状態を見ながらやっていくしかない」と、まずは検査結果を待つことになる。最短10日での復帰を目指すが、栗山監督は代わりに多田野を昇格させることを決めた。
先発ローテの柱が離脱することに加え、今後の日程を考えても大きな痛手だった。この日は、投手陣には開幕後最初のヤマといえる8連戦の初戦。その最初の1歩でつまずいた。乾、森内、植村の3人で7イニングをつないだが、ブルペン陣には負担になった。
4連勝同士で迎えた首位決戦に完敗。栗山監督は「今日の試合は悔しいね。何もできなかった」。敗戦、主力離脱、消耗…。1つの黒星以上に、受けたダメージは大きかった。【本間翼】



