楽天田中将大投手(23)が22日、腰の張りのため出場選手登録を抹消された。前回19日のロッテ戦(QVCマリン)で今季初完投で2勝目を挙げた後、張りを訴えていた。その後、登板予定のない九州遠征を離れ仙台に残留して調整していたが、張りが引かず、この日、練習を早退し仙台市内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けた。筋肉などに特別な異常は認められず、単なる張りと診断された。今後は1軍には同行せず、最短10日での復帰を目指して、仙台・泉の2軍練習場で回復に努める。

 報告を受けた星野監督は「中途半端はダメ。しっかり治した方が良い」と判断。出場選手登録を外し、回復に専念するよう指示した。佐藤投手コーチは「1回(先発登板を)飛ばして様子を見る。そうすれば間に合いそうだ」と軽症と説明。最短10日での復帰は可能という見通しを示した。

 今季はアクシデントが続いている。2月のキャンプ序盤に右肘の張り。3月中旬には右背筋の炎症で、一時は開幕投手を危ぶまれた。重症には至らず、ロッテとの開幕戦に登板したが、6回5失点(自責2)で黒星スタート。続く今月6日のオリックス戦では、2-0の完封目前9回2死から4連打で同点を許した。今季3度目の登板となった13日の日本ハム戦で斎藤に投げ勝ち1勝目。そこから2連勝と、波に乗りかけた直後の登録抹消となった。

 一時的でも、エース離脱は痛い。それでも、星野監督は暗い表情は見せなかった。「(田中が)帰ってくる時までは、みんなでしっかりやらんといかん」と冷静だった。最短で来月2日の西武戦(西武ドーム)から復帰出来る。それまでの7試合を2年目塩見、この日2勝目の戸村、ベテラン下柳らでやりくりする。【古川真弥】

 ◆楽天田中の故障

 2年目の08年7月19日、試合後に右肩痛を起こし「軽度の腱板(けんばん)炎症及び軽度の関節唇損傷」と診断され登録抹消。09年4月には右肩の強い張りで登録抹消。10年は7月4日の試合前練習中、「右大腿(だいたい)二頭筋挫傷」で抹消。復帰後の8月29日西武戦で途中降板し「右大胸筋部分断裂」と診断され、シーズン終了まで登板できなかった。今年3月18日にはオリックスとの練習試合で背中の張りを感じたため、1回を終え急きょ降板した。