東京6大学野球フレッシュトーナメントが5日、神宮球場で行われ、元ヤクルト宮本慎也氏(55=日刊スポーツ評論家)の長男、法大の宮本恭佑(きょうすけ)投手(2年=東海大菅生)が、人生初の神宮のマウンドで結果を残した。慶大戦で2点リードの9回から登板。最速は143キロをマークするなど、1回無安打無失点に抑えた。「小さい頃から見てきた球場ですし、やっぱりすごい憧れだった。すごい投げたいなという気持ちもあって、やっとそれが一つかなった」と喜びをかみしめた。

9回1死からは注目のジュニア対決も実現した。プロ通算525本塁打の清原和博氏(58)を父に持つ清原勝児内野手(2年=慶応)と対戦し「ちょっと力が入りました」と三振狙いに行った。結果は引っ掛けさせての二ゴロに仕留め、これには清原も「すごいいいピッチャーだと思う。今日は打ち取られてしまったので、次は打てるようにしたい」と対抗心を燃やした。

宮本は昨年6月、「胸郭出口症候群」のケガから第1肋骨(ろっこつ)を取る手術などを行い、リハビリを経て年末ごろから少しずつ投げられるようになった。「骨が1本なくなっている分、体の機能が変わった。自分の中でもトレーニングにより一層力を入れるようになった」。腕をたたむコンパクトなフォームを取り入れ、自己最速は145キロに到達。アストロズ今井のような力感なく強い球がいく感覚を目指し、改良を重ねた成果が花開いた。

この日は父慎也氏ら家族もスタンドで観戦し、迎えた公式デビュー戦で見事な好救援を披露した。「『気負わず自分がやってきたことをしっかり出せるように頑張れ』と言われました。初神宮にしては良かったんじゃないかなと思います」と、手応えを口にした。【平山連】

宮本慎也氏長男の法大・宮本恭佑、神宮初マウンドで清原和博氏次男を打ち取る