<日本ハム3-4西武>◇13日◇函館
日本ハムが2試合連続で接戦を落とした。13日、函館で行われた西武8回戦は、4点を追う7回に3点を返し、さらに9回には2死一、二塁と好機をつくったが、小谷野が遊直に倒れてあと1歩及ばなかった。最大8点差を追い上げた前日12日に続き、今季9度目の1点差負け。驚異的な粘りは見せながら、勝ちきれなさも露呈した。20勝16敗1分けの2位で、16日阪神戦(甲子園)から始まる交流戦へ向かう。
港町函館を舞台にした劇的なドラマの結末は、第2話もハッピーエンドではなかった。1点を追う9回2死一、二塁。小谷野の二遊間への飛球は、ダイビングキャッチを試みる遊撃手中島のグラブにおさまった。栗山監督は「(小谷野)栄一の打球が抜けてほしかった。選手は本当によくやっている。何か問題があるとしたら、自分」。最大8点差を追い上げた前日に続き、今季9度目の1点差負け。エキサイティングな展開とは裏腹に、チームには黒星がまたひとつ増えた。
4点をリードされた7回、稲葉、陽、スレッジの3連打と、糸井の適時二塁打などで一気に1点差に詰め寄った。「母の日」を意識し、選手会長の鶴岡が用意したピンク色のリストバンドを、各選手がつけて心をひとつに臨んだ一戦。流れるような攻撃で安打もつながったが、それが逆転にはつながらなかった。
今季16敗のうち、9敗が1点差負け。前夜、栗山監督はなかなか寝付けなかったという。「(打つべき)手は打ったけど、本当にそれでよかったのかと…。野球は結果論だから」。序盤のビハインドをはね返す驚異的な粘りがある一方で、この日も今季スタメン2試合目の今浪が2失策し、2番手榊原は押し出し四球を与えた。防げるべき失点があることも事実。「自分たちの方から点を与えている。ミスを少なくしないと」と、課題を口にした。
16日からは前半戦のヤマとしていた交流戦が始まる。「もう少しいい形で入りたかったけど。反省するところは反省して、やっていきたい」。わずか1点の壁。うまく転がれば、黒い星はオセロのようにひっくり返る。【本間翼】



