ノーヒッター杉内撃ちで6連敗から脱出だ!
ソフトバンクは今日5日、巨人戦(福岡ヤフードーム)で元エース左腕と対決する。5月は4勝を挙げるなど絶好調で、チームも交流戦首位でこちらは最下位と勢いも対照的だが、王貞治球団会長(72)もナインも初ガチンコ対決に闘志満々だ。
王会長が誰よりも気合十分だ。ノーヒッターとして乗り込んでくる昨季までのエース。ましてや相手は自身にとっても古巣だ。
「今日は水風呂に入って明日に備えるよ」
都内で世界少年野球大会の会見に出席後、王会長は打倒杉内への闘志を隠さなかった。チームは6連敗と苦しむが「選手たちの意識は高い。きっかけさえあれば変わってくる。そういう意味で(巨人戦は)きっかけになるカードだよね。杉内に対していい結果が出れば勢いに乗れる。奮起するいい材料になる」と言葉に力を込めた。
杉内は5月30日楽天戦(東京ドーム)でノーヒットノーランを達成し、現在7勝1敗。昨年までコンビを組んだ山崎が「開幕時は調子悪いと聞いていたのに…。今が一番いい時じゃないか」と警戒するほど絶好調だ。3月9日のオープン戦では5回8安打7失点と打ち込んだが、立花打撃コーチは「その時とは全然別人。内(内角)をどんどん突っ込まれるとやっかい。外(外角)を一発で仕留めたいが(前回登板の)外のキレはすばらしかった。まぁ、立ち上がりだよね」と“速攻”を狙う構えだ。
「キャンプの紅白戦などでの対戦はあるけれど、本気なのは初めて」と江川がうれしそうに話すように、ホークスの10年間で103勝を挙げた左腕と初めてガチンコ対決する。松田も「ワクワクした気持ちで打席に入りたい。すごく楽しみ」とテンション急上昇。一番先に打席に立つ明石は「セーフティーバントや構えで揺さぶりますよ。初回の先頭で打ちたい」といきなりの連続ノーヒッター阻止を狙う。首位ロッテに8・5差、借金4の泥沼でも、対杉内の話になると目を輝かせた鷹ナイン。元エースへの強烈な恩返しで、一気に勢いを取り戻す。【石橋隆雄】



