<中日9-4阪神>◇27日◇ナゴヤドーム

 阪神岩田稔投手(28)は中15日のマウンドで踏ん張れず、6敗目(5勝)を喫した。初回に中前打、死球で無死一、二塁。3番和田を二ゴロに仕留め、併殺かと思われたが…。平野の二塁送球が遊撃鳥谷と合わず、まさかの悪送球に(記録は二塁失策)。走者2人が生還し、さらに暴投&適時打で追加点を献上。この回、3安打3四死球で4点を先制された。

 「あそこで(2失点で)止めないといけない。点数をあげないのが仕事なのに…。何もできなかった」

 3回は3連打で2失点し、4回はまたもや味方の失策から1失点。4回8安打7失点でKOされた。自責点2とはいえ、期待値が高いだけに不満の残る投球だった。自身4連勝をかけた一戦で乱調。登板間隔も影響したのか、中日戦通算17試合で9勝4敗、防御率1・61の竜キラーがまさかの背信投球となった。