ヤクルト林昌勇投手(36)が右肘の手術を行うことが29日、決まった。22日の巨人戦登板後に痛みを訴え、26日に群馬県館林市内の病院で右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷と診断されていた。強化によってしのぐ選択肢もあったが、本人が手術を希望。球団もこの日、了承した。全治は1年で、手術日時は未定だが、近く日本国内で行う。

 林は現役続行を希望しており、日本で復帰したいという意思も示している。来年は3年契約の3年目。球団との契約は相互オプションで、来季開幕も間に合わない状況を考えると、ヤクルト側の契約延長は現実的ではないが、今はあえて決断せず、リハビリの進捗(しんちょく)を見守る方針だという。

 今季林は、キャンプから調子が上がらず2軍スタート。1軍に昇格してからは中継ぎで9試合に登板し0勝0敗だった。通算では238試合11勝13敗128セーブ、防御率2・09の成績を残している。