<阪神3-4広島>◇3日◇松山
ワンバウンドした外角スライダーに、前田智がハーフスイングした。漆黒の夜空の下で、阪神筒井和也投手(30)が仁王立ちした。7回に1点を返され、なお1死二、三塁でスイッチ。代打前田智と対峙(たいじ)した。2ボール2ストライクからの6球目を振らせ、空振り三振。続く天谷も内角直球で空振り三振に封じた。圧巻の2者連続三振で、ピンチを脱した。
筒井
厳しい場面だったけど、(前田智は)最高のバッター。最近ピリッとしていなかったので、抑えられて良かった。明日も頑張っていきたい。
守護神藤川&福原の離脱で、ここ数試合、綱渡りの継投を強いられてきた。渡辺、加藤らの連投が続き、中継ぎ陣への負担が大きくなっていた。筒井も6月29日ヤクルト戦(神宮)で2失点したが、この日の好投で健在をアピールした。
地元愛媛での凱旋(がいせん)登板。筒井がボールを投じる度にスタンドが沸いた。両親、松山北高の恩師、友人らも駆けつけていた。1年目のオープン戦と2軍戦での登板はあるが、坊っちゃんスタジアムでの1軍公式戦登板は初めて。地元の声援を全身に浴びて、勇姿を披露した。
筒井
1球1球投げる度に声援があった。自分の力以上のものはできないので、今できるピッチングをしようと思っていた。
苦しい虎投の柱として、地元の大きな力を得た左腕が、今日4日もスタンバイする。【岡本亜貴子】



