<阪神1-3広島>◇4日◇松山

 痛恨の失策だった。1点ビハインドの4回1死。広島菊池の打球が三遊間へ飛んできた。三塁阪神新井貴浩内野手(35)は飛びついて捕球すると体勢が不十分なまま一塁へ。これがブラゼルの頭上をはるかに越える悪送球となった。前夜、振り逃げで二塁から決勝ホームを陥れた俊足菊池に、今度は一気に三塁まで進まれた。

 「新井のエラーで三塁まで行かせたのが悪かったな。低いワンバウンドを放れって言っているのに。高かったら(一塁手は)どうしようもないから」

 久慈コーチがバッサリと切り捨てた痛恨のミス。今の阪神は、これが失点に結びついてしまう。1死三塁から、岩田の暴投で2点目を失った。1-3というスコアから見ればミスで献上したこの1点が致命傷。前日に続いて、相手に守備のほころびを突かれた。

 「しっかり投げないといけない。(グラウンド状態は)関係ないです」

 新井は厳しい表情で反省した。4番打者としては、4回に右中間を破る二塁打。チーム唯一の長打を放つなど存在感を示した。守備でも再三、ぬかるんだグラウンドでの闘志あふれるプレーを見せたが、1つのミスが敗戦に直結してしまった。【鈴木忠平】