<ロッテ2-1楽天>◇5日◇QVCマリン
ロッテ唐川侑己投手が、23歳の誕生日をハーラートップタイの8勝目で飾った。左打者を8人並べた楽天打線を相手に直球とスライダーで緩急をつけ、7回をわずか80球で無失点に抑え勝利へと導いた。昨年の誕生日は5回途中6失点KOされたが、この日は見違えるような内容でチームの3連勝に貢献した。
「今日は僕のために集まってくれてありがとう!
次はもっといい投球ができるように頑張ります」。唐川が、お立ち台でちゃめっ気たっぷりに笑った。嫌みなく、サラリと言ってのけるあたりに、マウンドさばき同様の風格さえ漂う。23歳の誕生日をハーラートップタイの8勝目で飾った。
左打者が8人並ぶ楽天打線を全く苦にしなかった。球持ちの良いフォームから内角をえぐる直球と、外角へキレのあるスライダーで緩急をつける。「同じような配球になってはいけないので」と、ふた回り目からはカーブも織り交ぜて打ち気をそらし、7回を4安打無失点に抑えた。
雨の影響でスライド登板となり、誕生日登板が実現した。「誕生日にあんまりいい思い出がないので投げたくなかったんですよ」と本音をポロリ。昨年の誕生日は日本ハム戦に登板したが、スライダーが決まらず5回途中6失点KO。それでも打線が8-7と逆転したため、バースデー黒星は免れた。
悪夢から1年。この日は里崎も成長を感じるほどの内容だった。「受けている感覚は、益田より、内より速く感じた」と証言した。この日の最速は、唐川134キロ、益田145キロ、内149キロだったが、打席でのキレは唐川がNO・1だった。
7回80球。西村監督は「本来なら唐川が最後まで投げないといけないんだけどね。次回の登板を考えての降板です」と説明した。10日からの9連戦に備え、唐川を中5日で登板させる予定。オールスター前までに2度登板させるため、余力を残させた。唐川も「完封したかったけど、今日の目標はチームが勝つことだったので良かったです」と笑顔で話した。成瀬に続き唐川も8勝を挙げて、投手王国ロッテの首位独走が止まらない。【鳥谷越直子】



