<ロッテ8-5オリックス>◇7日◇QVCマリン
ロッテの伏兵、根元俊一内野手(29)が「無の境地」で貴重な逆転2ランを放った。7回、1死二塁から吉野の内角直球を右翼席へ放り込んだ。ファウルで3球粘ってカウント3ボール2ストライクとした後の内角球を完璧にとらえた。「追い込まれてからストライクゾーンを広げた。感触は最高でした」と振り返った。
今年から「無欲」をテーマに打席に入るよう心掛けている。「打ちたいと思って打ったことがない。力んで凡退することが多い」と自己分析する。そこで打ちたい気持ちを抑えるために、打席に入る前のルーティンとして全身の力を入れて1度しゃがむことを取り入れた。そうすることで自然と力が抜けて、打席では力まずにバットが出るようになったという。
「打席に入れば技術だけじゃなくてメンタルも大きいと思う」と、自らをコントロールして大仕事をやってのけた。今日8日の29歳の誕生日を前に、最高の前祝いとなった。
これで一時は最大4点差つけられた“負け試合”をひっくり返した。西村監督は「昨日負けているだけに今日は勝たないといけない試合だった。大きなホームランだった」と価値ある1発をたたえた。【鳥谷越直子】




