<巨人7-5阪神>◇7日◇東京ドーム

 七夕の夜、和田阪神は逆転負け。今季3度目の5連敗で今季ワーストの借金8となった。球宴前に借金完済をノルマに掲げたが、逆に増えていくばかり…。ここ10試合は1勝9敗。首位巨人とは12ゲーム差。今日8日にも自力優勝が消滅する大ピンチ。何とかしてくれ~。

 完全にBクラスのチームだった。2点リードの5回裏無死二、三塁。内野陣は三塁走者のホーム生還はやむなし-、という守備陣形を敷いた。村田の力ない打球が二塁に飛ぶ。平野恵一内野手(33)は捕球すると、何を思ったのか、本塁に投げた。これがそれて、捕手今成はとれず、走者に当たってしまう。アウトを1つも取れず、2点を失う最悪の結果になった。さらに高橋由の犠飛を許し、逆転を許した。

 和田監督

 勝てないことで焦ってしまう。1点どうぞ、というポジショニングを取りながら、何とかしたい気持ちもあるだろうが、ポジショニングの意図と違うプレーだった。

 借金が雪だるま式に増える泥沼の2週間遠征だ。チームは完全に浮足だってしまっている。それを象徴する名手の凡ミス。

 平野

 何とかしたかった…。ファーストでもよかった。現にアウトにできなかった。

 2回表無死一、二塁では関本が三振で、新井が三盗に失敗。大和や今成らの活躍で帳消しになったが、自ら流れを手放そうとする動きが目立つ。前に向かう気持ちは出ているが、空回りしている。

 打線は好調だが、勝利には結びつかない。投手を含めた守備面が崩壊寸前。そしてチームが1つになれない状態にある。2回の攻撃ではマートンが外角スライダーを見逃し三振。この判定に「ボールだ!」と抗議した。片岡打撃コーチが間に入って事なきを得たが、神経質になりすぎている。友寄球審は「退場寸前だった。なぜあの球でまくし立てるのか分からない」と首をかしげた。5回裏の犠飛の場面では、マートンは山なりで二塁に返球した。明らかに間に合わない位置ではあったが、あきらめない姿勢を見せてほしかった。

 和田監督

 3つ負けるわけにはいかない。かみ合わないが、気持ちを出して、明日は取りにいく。

 ナインの気持ちは切れかけているのか。今季3度目の5連敗で、ここ10試合は1勝9敗。借金は8、首位巨人とは12ゲーム差。悲惨な数字が並ぶ。きょう8日にも自力優勝の可能性が消滅する。上位チームとの力の差は歴然だ。Bクラスの和田阪神は、謙虚に1つずつ戦っていくしかない。【田口真一郎】

 ▼阪神は今日8日にも自力優勝の可能性が消滅する。●なら、残り69戦に全部勝っても最終勝率7割2分1厘。△でも、残り全勝で7割2分6厘。巨人が阪神戦残り試合に全敗しても、他球団との対戦に全勝すれば阪神を上回るため。