<西武1-4ソフトバンク>◇11日◇西武ドーム

 西武中村剛也内野手(28)の打球が左翼席中段で弾んだ。9回2死走者なし。カウント1ボール1ストライクから3球連続ファウルで粘り、徐々にタイミングを合わせていく。最後は手首を柔らかく使い、低めシンカーをすくい上げた。「完封されたくなかった。摂津はコントロールが良かったけど、それを打たないといけない」と、完封負けを阻止する6月13日以来の1発を振り返った。

 6月15日に左肩甲骨下筋の筋損傷のため出場選手登録を抹消された。慎重にリハビリを続け、前日10日のソフトバンク戦で復帰したばかり。2打数無安打だったが、2四球を選んだことには納得していた。「久しぶりだし、今は振ることだけを考えている。その中で四球を2つ選べたのは良かった」と、ボールの見極めが出来ていることに手応えを感じていた。

 この日はもう1つ、節目の日となった。出場登録日数が8年に達したため、国内FA権を取得したが「(感想は)特にないです」と関心は薄い。西武の顔としてやるべきことはたくさんある。【鳥谷越直子】