<阪神4-1中日>◇12日◇甲子園
阪神藤川球児投手(31)が貫禄の今季14セーブ目を挙げた。3点差に迫られた9回に登板。この日は球威よりも制球重視のスタイルだ。堂上直を外角146キロ直球で右飛に抑えると、代打堂上剛も直球で空振り三振。新人の代打高橋周を三飛に封じ、右膝の故障から復帰後、登板2戦連続でセーブを刻んだ。
「点数差がきっちりあった。いろいろ試しながらできるとき」と笑った。セットポジションで構えてから、普段よりもワンテンポ遅くグラブを胸の上に引き上げた。白星がかかった局面で、打者のタイミングを狂わせる動作を試行錯誤するあたりも、リリーフエースの真骨頂だ。
守護神の復帰で、チームの戦い方も安定してきた。藪投手コーチも「普段通りの勝ちパターン。このパターンに入れば負けることはない」と胸を張った。エンジンがかかってきたかと問われた球児は「オーバーヒートや!」と冗談を飛ばす。前半戦での借金完済はなくなったが勝ち続けるためのスタイルを取り戻しつつある。



