<広島3-0中日>◇16日◇マツダスタジアム
中日高木守道監督(71)が、今日17日の誕生日からの再進撃を約束した。70歳最後の日は、広島に散発4安打で完封負け。球宴前の5年ぶり首位ターンも消え、2位折り返しが決まった。貧打は依然深刻だが、監督は願いも込めて宣言した。「トゥモロー、ハッピー・バースデー!」。首位巨人と再び4ゲーム差が開いたが、71歳でも元気な高木節全開でどこまでも追撃する。
打てず、打たれて…。7度目の完封負けに高木監督は怒り心頭かと思いきや、逆に報道陣を気遣った。「もう質問ないの?」「何か聞いてよ」「これじゃ聞く方が聞きづらいか」。バスに乗り込む直前、振り返ってこう言った。「トゥモロー、ハッピー・バースデー!」。今日7月17日は71回目の誕生日。強い願望がこもった必勝宣言だった。
広島で迎えた70歳ラストナイトは完敗だった。散発4安打でホームを踏めず。中田賢も2回に3失点するなど、得意な名古屋を出た途端に内弁慶が出た敗戦だ。ブランコ離脱後の7試合は平均1・1得点と影響は明らか。高木監督は「点が取れないから苦しい。今の状況で、中田がああいう点の取られ方をするとうちの展開にもっていけない」とがっくりだった。
12球団最高齢監督は試合前、球界最高齢プランにも色気たっぷりだった。史上初、40代カルテットによるスタメン結成だ。46歳山本昌を筆頭に、43歳山崎、41歳谷繁、40歳和田と、現役で40歳以上が4人いるのは中日だけ。「今度やるか?
敬老の日に」。3番和田、4番山崎、5番谷繁。15日に史上初の40代中軸を組んだG倒で味をしめ、この日も2戦連続で並べた。ここに先発山本昌が加われば話題も勝利もいただき?
敬老の日かはともかく、本当に実現しそうな監督だ。
この日で07年以来の球宴前首位ターンも消滅し、2位折り返しが確定。だが家族のためにも、今日の誕生日は勝利で飾りたい。名古屋で巨人に勝った15日の夜、自宅近くの中華料理店に夫人や子ども、孫ら13人が集合。広島遠征を前に、一足早く盛大に祝ってもらった。「プレゼントももらったけど、それまでだいぶ出費してるからね」。そう話す笑顔は好々爺(や)。勝負の夏場は自身も含めた敬老パワーで乗り切る。【松井清員】



