ロンドン五輪に負けじと、「バカボン」七條が、金メダル級の活躍を目指す。ヤクルト2年目右腕の七條祐樹投手(28)が6日、神宮外苑で行われた1軍練習に合流し、明日8日のDeNA戦に先発することが決まった。同じ宮崎・延岡市出身で、ロンドン五輪競泳200メートルバタフライで銅メダル、400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得した松田丈志(28)は地元の同期生だった。七條が延岡工で甲子園に出場した18歳の時、市内で開催された表彰式で初めて会った。「地元では有名でした。向こうは世界ですからね」と、テレビの前で応援を続けている。

 新人だった昨季は4勝したが、オフに左膝の手術を行うなど、今季は1試合の先発で1敗。約2カ月2軍調整し、課題だったスピードは148キロまで戻った。「どれだけ通用するか試したい」と言う。松田からは共通の友人を介して誘いを受けているが、まだ再会は実現していない。すっかりビッグになった同期生に負けないためにも、しっかり白星をつかみたい。【前田祐輔】