<ウエスタン・リーグ:阪神1-2広島>◇9日◇佐藤薬品スタジアム

 岩本先輩に続け!

 1軍で2年目岩本がプロ初勝利を挙げた。約2時間前、阪神ルーキー歳内宏明投手(19)がウエスタン・リーグ広島戦で自己最長の8回を投げて無失点。勝ち星はつかなかったが、再昇格をグッとたぐり寄せる投球で猛アピールした。次回1軍登板は17日DeNA戦(甲子園)の見込み。今度こそ、初勝利を目指す。

 19歳の歳内はこの日も落ち着いていた。1回から変化球で思うようにストライクが取れない。先頭中村憲にはいきなり中前打を浴びた。それでも、けん制でランナーを刺すなど無失点。その後も再三打者有利のカウントにしながら、自慢のスプリットでどんどん攻めた。プロ自己最長の8回を投げ、最後までスコアボードにゼロを刻み続けた。

 歳内

 今日はアピールして、また1軍に上げてもらえるように、投球内容どうのこうのというよりも、1球1球集中していこうと思っていたので、いい感じで集中して投げられたと思います。

 同じ日、1軍では1年先輩の岩本がプロ初勝利を挙げた。歳内は2日、ひと足先に1軍初先発を果たして5回1失点の好投も、白星はつかなかった。この日の岩本に先を越された形だ。試合後のアイシング中に結果をチェックしていた歳内は「すごいな、とは思いますけど、人は人なので。刺激にはなるけど、それで自分の投球がよくなるでも、悪くなるでもないです」とクールに話した。

 歳内は、17日DeNA戦での1軍再登板が見込まれる。どこまでも冷静なルーキーが、この流れに続く。