「ポスト城島」はアズハタや!

 阪神中村勝広GM(63)が西濃運輸・小豆畑真也捕手(24)を極秘チェックしていたことが28日、分かった。捕手は手薄なポジションで小宮山、今成は経験が浅い。ベテラン藤井もケガが多く、フル出場は難しい。今オフの補強ポイントとしてドラフトで人材を確保する必要がある。

 中村GMは26日に都内のチーム宿舎から名古屋に向かった。トヨタ自動車との練習試合に臨む小豆畑を追いかけるためだ。先発マスクをかぶり、3-2の勝利に貢献。視察を終えると、再び東京に戻った。小豆畑は181センチの大型捕手で、強肩が売りだ。東海大・伏見寅威捕手(22)らに注目が集まっているが、捕手候補の最上位に位置づけた。

 今秋ドラフトの1位は大阪桐蔭のエース藤浪で決定している。守備力の向上を目指す和田阪神は、バッテリーの強化に努める模様だ。城島のように攻守で中心選手になれる捕手は、理想的だ。中村GMは今後も有望選手の視察に精力的に励む予定だ。

 ◆小豆畑真也(あずはた・しんや)1988年(昭63)7月22日、岐阜県生まれ。長良高では甲子園出場なし。国学院大に進学したが1年で中退。その後、中部学院大に進み、2年春から正捕手。2年秋にはMVPも獲得しリーグ優勝。以降、3年秋までの3期連続リーグ優勝の原動力となった。西濃運輸では1年目の11年、都市対抗出場に貢献。恵まれた体格と強肩が持ち味。右投げ右打ち。181センチ、83キロ。