日本ハム武田久投手(33)が7日、単独で2年連続3度目の最多セーブ王を決めた。タイトルを争っていた西武涌井はこの日、登板機会がなく、30セーブでシーズンを終了。31セーブの武田久は並ばれる可能性があったが、1試合を残してタイトル獲得が確定した。「今年は1回、諦めていた。チームに乗せられた。本当に感謝だけですね」と喜んだ。

 今季は古傷でもある右膝を痛め、5月に一時、戦線離脱した。復帰後も痛みと付き合いながら、徐々に本来の投球を取り戻した。優勝争い佳境の9月は、リーグ記録となる月間11セーブを挙げ、月間MVPも獲得。チームの優勝に貢献した。「(タイトルを)取れてラッキーというか、それ以上の感覚はない。(周囲に)支えられて取れました」と、感謝の言葉が絶えなかった。