<フェニックス・リーグ練習試合:阪神8-0オリックス>◇22日◇アイビー(特別ルール)

 阪神の捕手橋本はミットを少しも動かさなかった。先発小嶋達也投手(27)は1回、1死一塁から3番斉藤を追い込むと、こん身の直球を膝元に投げ込んだ。クロスファイアが決まり、見逃し三振を奪った。小嶋は5回9奪三振。強烈なインパクトで、先発左腕争いに殴り込みだ。

 最速146キロの直球に切れ味鋭い変化球。全球種でストライクを取れた。「まあまあ。いっぱいいっぱいですよ」。振り返る表情は明るかった。

 1軍首脳陣からの要望で先発調整を続けている。平田2軍監督は「これくらいは当たり前だよ。能見、岩田に取って代わるという意気込みを感じる」と背中を押す。小嶋も「能見さん、岩田さんと競えるようにやっていきたい」と気合十分だ。宮崎遠征での奪三振率は驚異の18・00。ピンチで三振を奪える29番が、1軍投手陣を脅かす。