西武は23日、2年連続本塁打王を獲得した中村剛也内野手(29)が、痛めていた左膝の前十字靱帯(じんたい)の再建および左膝外側半月板損傷の修復手術を25日に受けると発表した。球団側の発表では全治は不明だが、実戦復帰まで約6カ月以上かかるとみられる。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)だけでなく来季開幕が絶望的となった。
診察結果は、想像以上に悪かった。CSファーストステージ敗退の翌16日、中村は埼玉県内の病院で精密検査。医師からの診断は、左膝前十字靱帯の損傷および左膝外側半月板損傷だった。当初は内視鏡での手術も検討されたが、症状は重かった。発表では全治不明としたが、一般的には約6カ月以上はかかるとみられ、主軸として期待された3月のWBC、来季開幕は絶望的で、シーズン途中からの復帰を目指すことになりそうだ。
違和感を覚えたのは、6月3日のDeNA戦(西武ドーム)の守備中だった。検査結果は問題なしと診断され、出場を続けた。しかし7月16日の日本ハム戦(札幌ドーム)で再発。それ以降も左膝に注射を打ちながら、4番の責務を全うした。患部への負担を軽減させるため、DHでの出場が増えた。2年連続で本塁打王を獲得したが、昨年の48本からは激減の27本。「本数を見たら恥ずかしい感じ。膝の痛みは関係ないです」と否定したが、影響は大きかったようだ。
この日、埼玉県内の球団事務所で取材に応じた飯田球団専務は「手術やリハビリが順調に進むことを願います」と祈るように話した。今季は左肩を故障するなど、ケガに苦しんだ1年だったが、CSファーストステージ敗退が決まった15日、中村は「ケガをしたのは自分が悪いんで。悔しいシーズンでした」と自身を責めた。10年の右肘手術に続き、プロ入り2度目の手術。長期のリハビリを乗り越え、グラウンドに戻ってくる。




