巨人村田修一内野手(31)が日本一へのキーマンに指名された。27日開幕の日本シリーズに向け25日、チームは東京ドームでチーム練習を行った。村田はクライマックスシリーズ(CS)ファイナルで2本塁打と好調だが、岡崎郁ヘッドコーチ(51)は1番から6番までの打順は変えない考えを示した。出塁率の高いクリーンアップの後ろに村田を据え、得点機を託す。
巨人打線の鍵を握るのは6番村田だ。日本ハムとの戦いについて、岡崎ヘッドコーチは「いい投手がいるし、そんなにチャンスは多くない」と踏む。ワンチャンスをいかにものにできるか。CSファイナルで打率、本塁打でチームトップの村田を5番に上げる選択肢もあるが、岡崎ヘッドは「村田は状態も良くなっているし、4番も打ってる打者だから、村田が6番の打線って怖いと思う」とあえて6番のまま据える考えだ。
得点力を分けるのは、6番の出来とみている。レギュラーシーズンでは、3番坂本、4番阿部、5番高橋由のクリーンアップが高い出塁率を誇った。「阿部も由伸も出塁率が高い。相手投手が右とか左とか関係ない。村田がかえしてくれればいいと思う」。上昇ムードの村田に、ここ一番での一打を期待した。
村田も役割は分かっている。「(日本ハムは)後ろの投手もいいし、そうそうチャンスはない」と想定。「打てば天国ですけど、打てないと東京ドームから出られないです」と苦笑いしつつ「短期決戦は1本、1打が左右する。CSでは適時打を打っていないので打ちたい」と力を込めた。
この日のフリー打撃では、快音を連発し「状態はすごくいい。ボールもよく見えていますよ」と笑った。今季はオープン戦、リーグ戦、CSでチーム第1号を放っている。当然、日本シリーズも…と振られると「本塁打は球場も沸くし、勢いが出る。頑張ります」と不敵に笑った。「思い切って振って本塁打になればいい。できることを、しっかりやります」。CSでは6四死球で出塁率も4割7分8厘。振って良し、見極めて良しの恐怖の6番打者が、3年ぶりの日本一まで引っ張っていく。【浜本卓也】



