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キヨシ大補強 中日ブランコ獲得濃厚

 キヨシの補強第1弾だ。DeNAが中日トニ・ブランコ内野手(31)の獲得が濃厚となっていることが30日、明らかになった。課題の得点力不足解消に向け水面下で調査を続けており、2年総額5億円(推定)の複数年契約を用意。中日も残留要請を行っているが、ブランコの在京球団希望の意思もプラス材料になるとみられる。4年で通算111本塁打の大砲が獲得できれば、5年連続最下位からの脱出へ大きな戦力となりそうだ。

 DeNAが大型補強に乗り出す。先発投手陣の強化とともに、右打者の大砲は補強ポイントに挙げていた。その中で本命に浮上しているのが、来日4年間で111本塁打をマークしているブランコ。今季で中日との契約が切れることから、猛アタックをかける方針を固めている。

 中日サイドも残留交渉で単年、複数年の2案を提示中とみられるが、合意には至っていない。これまではシーズン終了後に契約を完了させてきたが、今季はサインをせず、25日に母国ドミニカ共和国に帰国。その際は「自分の気持ちは名古屋」と話していたが、在京球団でのプレーを希望しているという。この点でもDeNAは有利だが、さらに出来高も含め2年5億円前後の大型契約を用意する方針。チーム立て直しに必要という熱意も強く、ブランコはDeNAを選択する可能性が高いとみられる。

 貧打に苦しんだチームには願ってもない大砲だ。今季のチーム打率2割3分3厘は12球団ワースト。ベテランのラミレス、中村が主軸を担ってきたが、シーズンを通して得点力不足に悩まされた。2選手ともに年齢的な問題もある。左には3年目にして初めて規定打席に到達した筒香がいるものの、成長過程であることは否めない。中畑監督もかねて「中軸が打てる右の大砲が必要」と話していたように、右の長距離砲の補強は急務だった。

 ブランコは今季、左手中手骨骨折の影響もあり、96試合の出場にとどまったが、5月には月間MVPを獲得するなど得点源として力を発揮。ヤクルトとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦では、逆転満塁本塁打でファイナルステージ進出を決めるなど、勝負強さをアピールした。

 DeNAは31歳という年齢に加え、日本野球への適応力、そして何よりも実績を高く評価。ポジションは一塁起用が想定され、今季一塁で75試合に先発出場した中村が三塁に回ることが濃厚。筒香と中村による正三塁手争い、さらにラミレスも含めた4番争いにより、チーム内での相乗効果も期待できる。

 投手陣の整備についても、中日で今季リリーフとして53試合に登板し、防御率1・85をマークしたホルヘ・ソーサ投手(35)も獲得に向けて調査中。中畑DeNA勝負の2年目へ、まずは中日の助っ人ダブル取りを進めていく構えだ。

 ◆トニ・ブランコ 1980年11月10日、ドミニカ共和国出身。99年にレッドソックスと契約。メジャー経験は05年ナショナルズの1年のみで、1本塁打、7打点、打率1割7分7厘。09年中日入団。1年目に本塁打、打点の2冠を獲得。今季推定年俸1億2750万円。188センチ、102キロ。右投げ右打ち。

 ◆DeNAその他の補強状況 先発投手陣の補強が最大のポイントとなる。高田GMはこれまでに、29日にレッドソックスをFAとなった松坂の獲得に乗り出すことを公言。長期戦となることも想定しながら、調査を継続するとみられる。ドラフトでは即戦力として、法大・三嶋、NTT東日本・井納の交渉権獲得に成功したが、外国人投手やトレードも含め、強化を進めそうだ。また打線強化の狙いもあり、外野手では福留の獲得も目指している。

 ◆DeNA助っ人事情 今季1軍で出場した助っ人は投手5人、野手3人の計8人。そのうち、来季残留は王、ラミレス(日本人扱い)の2選手だけと、ほぼ期待外れに終わった。開幕時から在籍したハミルトン、ブランドン、ジオは3投手合計わずか3勝でいずれも戦力外。途中加入した左腕クレイマーも2試合に先発したのみ(0勝1敗)で、野手でもルイーズ、テスト入団したサラサーともに結果を残せず、日本を去った。

 [2012年10月31日7時18分 紙面から]







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