より大変や~。阪神は今日1日から始まる秋季キャンプに備え、10月31日に高知入りした。チーム宿舎に入ると、さっそく全体ミーティングが行われた。若手の育成がチーム再建の鍵を握る。主力が参加しない今キャンプは重要だ。会議を終えた和田豊監督(50)は苦笑交じりに話した。
「より大変や!」
就任直後の昨秋は大きく変わる-という意味から“大変キャンプ”と名づけた。5位低迷からの再スタートという現実は重い。
「とにかくトコトンやる。いい意味でしつこいコーチがそろっている。妥協せずにやっていこうと思う」
より大変となるキャンプは当然、24時間体制だ。グラウンドでの練習後は、宿舎でヒアリングの連続となる。夜間は担当コーチが若虎と話す機会を積極的に設け、どういう選手になっていくのかという意見を一致させていく方針だ。「実技、ミーティング、ヒアリングに時間を費やす」と指揮官は宣言した。
秋季キャンプでは初日から紅白戦を行う予定。実戦も含め、厳しい競争意識を選手に植えつけていく。「自分らしさ、特長をゲームで見せるようにしないと。チャンスは転がっている。どう生かして、もぎ取っていくか」。これまでレギュラー陣は盤石だったが、不振が目立った。チームは大きな転換期を迎えている。伊藤隼や中谷ら将来の中心を担う選手がどこまで実力を伸ばすか。実りの秋がなければ、低迷が続く。【田口真一郎】



